少し前にこちらのブログにも書いたツバメの巣の中のヒナちゃんたち。
お店の軒下ではないのですが近くのお家に巣を作って子育てを始めた
ので勝手ながら見守っていました。
そしてある日 見に行ってみると・・・・・・・あれれっ?
昨日までいたヒナちゃんたちが消えたっ!・・・・・巣の中に1羽もいません。
成長はしていたけど どこいっちゃったのかな? 辺りを探してみると・・・・
いました〜!! いかにも巣から出て 降りたばかりという感じです。
じーっとしてるけど まだ飛ぶことは出来ないのかな?
こんな状態の時に野良猫やカラスなんかがやってきたらどうしよう・・・・・(焦)
お店には戻ってやらなければいけない仕事をするのですが すぐ気になって
また見に行ってしまうという事を何回も繰り返し・・・・・・人の家の前をウロウロ
する はたから見たら 完璧に怪しいおっさんの姿。
そんなこんなで 3〜40分もした頃、突然目の前を ヒュ~ンッと横切る
黒い影が・・・・目で追えないぐらい はっ、速い・・・・・。 そうです!先ほどまで
地上にいた3羽のヒナちゃんたちがこの短い時間でもうこんなに飛び回る事が
出来るようになっていたんです。 高い所から低い所へ 急旋回しながら
自分の力で自由に飛べることを本当に楽しむように思いっきり飛んでいます。
(あぁ 良かったぁ・・・・ここまでくればもう安心だね、ヨシヨシ・・・・・・・・・・。)
とっ、 ここで終われれば良かったのですが 実はまだ気になる事が・・・・・・・。
それが この子 ↓ ↓
兄弟はもう飛び回っているのに まだ車の屋根の上でポツンと・・・・・1羽だけ。
近くでよく見ると もう飛ぶことが出来るようになっている兄弟よりも体が小さく
口元の色や胸の柄・毛のボリュームなど明らかに未熟な感じがします。
(お前はもう少し巣の中でおとなしくしてた方がよかったよ・・・・)と つい言って
しまいそうになるほどです。 たぶん兄弟の中でもエサのもらい方に差が
ついてしまいこんな体格の違いになってしまったのでしょう。
そんな自分の現状も知らないでみんなが巣から降りたからオイラも・・・ってな
ノリだったのでしょうが思い通りにいかずキョロキョロ不安そうな表情です。
これはまだちょっと厳しいかも? と思っていたら微笑ましい光景が・・・・・
これは お母さんですね。 お母さんが頻繁に この子の隣にやってきて
目の前で羽をパタパタしてなんとか飛び方を教えようとしています。
教えられたヒナちゃんもそれに習って一生懸命 羽を動かします。
お母さん パタパタ → ヒナちゃん パタパタ 何回も何回も繰り返します。
お母さんもどこかへ飛び立っていくのですが すぐ戻ってきては同じ事を
してなんとか飛ばせようと必死になっているのがわかります。
そして飛べるようになった兄弟たちもやっぱり気になるのか 近くの羽を休める
ことが出来る場所に止まってはこの2羽の練習の様子を見守ってるんです。
パタパタやってる時には周りの兄弟が チ―ッ・チ―ッ と さかんに鳴いて
まるで頑張れ〜って 励ましているみたいです。
なんという親子愛・家族愛なんでしょう・・・・・うるうる
新聞などで連日 報道されている子供を虐待死させたどこぞの親たちに見せて
やりたいものです。
その後 頑張っていましたが車の屋根からずり落ち、隣の自転車のカゴまで
移動したところまでは見ていたのですが、お店にお客様がいらしたので気に
なりましたが戻りました。
・・・・・・・・・・・3時間後 手が空いたのであの子はどうなったかな?と見に行った
ところ自転車のカゴや地面には見当たらず・・・・・ふと上の電線を見上げて
みると並ぶツバメさんの姿が。 1・・2・・・3・・・・4・・・・・
5?・・5羽!!
お母さん1の たしか兄弟4のはずだから・・・
飛べたんだぁ(喜)!
ツバメが飛べない子をあんな高い所まで運ぶわけないからこれは確実です。
しばらく見ているとヒュ〜ンと電線から離れて気持ち良さげに飛びまわる5匹
のツバメたち。 速すぎて確認できないけどあの中についさっきまで飛べずに
羽をパタパタさせていた子が絶対いるんです。 すごいなぁー・・・・・・・。
出来ればあの子の飛び立つ瞬間を見たかった気もするけど 結果 こんな風
に無事に飛べているのだから よしとしましょう。 (*^-^)
このツバメさんたちもいずれどこかへ行ってしまうのでしょうがこれからも仲良く
元気でいてくれることを祈るばかりです。